当社ではFY2017が始まり、既に第一四半期(1Q)が終了致しました。
上期(1H)も後3ヶ月を残すのみとなりました。
さて、株主総会や決算書で良く目にするFY2017や1H、2H、1Q、2Q、3Q、4Qなどの略語の意味が分からなくて困った方はいらっしゃいませんか?
専門家や常日頃関連する業務を行っている方々の間では当たり前でも、初めて目にする方々にはこれらの用語はちんぷんかんぷんです。
そこで、本日はこれらの用語の意味を簡単に説明しておきます。
まずFY2017です。
FYについては、これまでにも多く述べてきているので、詳細は過去の記事を御参照下さい。
FYの定義
JFY表記の薦め
FY表記による混乱
FYとは
FY2013の意味
FYとはFiscal Yearの略語で会計年度を意味します。
会計年度は各会社により異なります。
日本で一般的な会計年度が3月決算の4月から翌年の3月までの一年間です。
暦年(1月から12月;CY2017)と区別するためにこの様な表記をします。
過去の記事(FYの定義)にも書いていますが、3月決算の場合FY2017は2016年4月から2017年3月までを指す場合が多いですが、最近では2017年4月から2018年3月までを指す場合もあるので注意が必要です。
次に1H、2Hです。
会計年度前半と後半に分け、前半を日本語では上期(かみき)、後半を下期(しもき)という場合が多いです。
1HはFirst Half(ファーストハーフ)の、2HはSecond Half(セカンドハーフ)の略です。
3月決算であれば、上期(1H)は4月から9月まで、下期(2H)は10月から翌年の3月までとなります。
前半、後半に分けるので、前期(ぜんき)、後期(こうき)と呼ぶ場合もあるようですが、あまりみかけません。
これは、前の期、FY2017からみたFY2016を前期と呼ぶ場合が多いからです。
前期、後期と呼ぶと上期の意味か前の期の意味か分かり難いためと考えられます。
最後に1Q、2Q、3Q、4Qです。
会計年度を四つに分け、日本語では第一四半期(だいいちしはんき)、第二四半期(だいにしはんき)、第三四半期(だいさんしはんき)、第四四半期(だいよんしはんき)といいます。
1QはFirst Quarter(ファーストクォーター)、2QはSecond Quarter(セカンドクォーター)、3QはThird Quarter(サードクォーター)、4QはFourth Quarter(フォースクォーター)の略です。
4QはClosing Quarter(クロージングクォーター)と呼ぶこともあるようです。
3月決算であれば、第一四半期(1Q)は4月から6月、第二四半期(2Q)は7月から9月、第三四半期(3Q)は10月から12月、第四四半期(4Q)は翌年1月から3月までとなります。
最近の上場企業では四半期ごとに決算内容を公表し、株主や消費者に経営状態を公開しています。
このため、株主総会や決算書では上記の様な表記を良く目にすることになります。
知ってて当たり前の言葉は、株主総会や決算書内にも説明はありません。
自分で調べるしかありません。
皆さんの御参考になれば幸いです。