「そしるにもふたつあるべし大方は主人のものになるものと知れ」
「臣下が主人に対して悪口を言うのにも、2種類ある。多くの場合主人のためを思って言っているこをわかりなさい。」
主人に対して臣下が悪口を言う場合、主人を思っていう場合と、自分の不平不満から言う場合の2種類があります。しかし、多くの場合、主人を思って言っているのだから、良く聞き入れて自分を反省しなさいと諭しています。
自分の耳が痛い話は、誰しもが聞きたくないものです。ましてや、自分の悪口など聞きたくもないものです。
しかし、部下があえて悪口を言う場合は、多くの場合、主人を思ってのことなので、耳を塞がず、ことの真偽を見極めて対応することが重要です。
臣下の不平不満からでた悪口に対しては、臣下を諌め、主人を思って言った悪口に対しては良く耳を傾けて反省すべきです。
わかっていてもなかなかできないことですが、常に頭の片隅において配慮したい内容です。
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