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2011年5月23日月曜日

薩摩いろは歌 つ

 「つらしとて恨みかへすな我れ人に報ひ報ひてはてしなき世ぞ」

「相手の仕打ちが辛いからと言って、恨み返してはいけない。恨みは恨みを生んで、果てしなく続くことになる。」

相手のひどい仕打ちに対して、恨みで返してはいけません。恨みは新たな恨みを生み、恨みは果てしなく続いていきます。

相手のひどい仕打ちに対しては寛容の心で対処することが重要です。多くの戦争は恨みによる報復合戦により激化していきます。

恨みに対する報復は、恨みでしか返ってきません。どこかでこの負の連鎖を断ち切る必要があります。一度の寛容が、負の連鎖を断ち切ることが出来るのです。

相手はこちらの寛容な態度に対し、態度を軟化させ、対話へと発展できるのです。恨みは恨みしか生みません。寛容で断ち切る必要があるのです。

しかし、実際問題として、これはなかなかできることではありません。世界中の戦争が無くならないのが、その証拠です。

人は他人事だと、他人のひどい仕打ちに対しても寛容になるべきだといいますが、自分に利害が絡むとなかなか寛容になれません。

自分自身の問題であっても、自分をコントロールし、如何に第三者的(客観的)視点で物事を考えられるかがポイントだと思います。

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