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2011年6月6日月曜日

薩摩いろは歌 ゐ

「亥にふして寅には起くとゆふ露の身をいたづらにあらせじがため」

「亥の刻(午後10時頃)に床について、寅の刻(午前4時頃)に起きるのは、夕露のように儚いこの身を無駄にしないためである。」

朝早くに起きて、夜遅くまで起きて、自分の勤めをしっかり果たしなさいということを表しています。人は、早朝から夜遅くまで勤勉に働くことが重要です。

人は、日々のたゆまぬ勤労によって成長し、また、大きな成果を上げることが出来るのです。無駄に夜更かしをしたり、朝寝坊で時間を無駄に費やすことは、自分のためにも、周りの人のためにもなりません。

最近は、それほどでもなくなりましたが、一時期、日本国内においても、欧米のように、労働時間を短縮して、自分の時間を楽しもうとの風潮が高まりました。

高度経済成長期の、一心不乱に働き、国のため、家族のため、身を粉にして働くことが格好悪く、個人を重視し、個人の時間を確保しようとする風潮でした。

しかし、結果として、そのような風潮は日本の国力を落とし、国際競争力を低下することとなってしましました。

多くの人は、人生の中で働いている時間が一番長いといえます。その仕事に生きがいを見つけ、一心不乱に働くことは、自分のため、家族のため、国のためを含め、周りまで良い影響を与えるのです。

逆に言うと、一心不乱に集中できる仕事を見つけられた人は幸せだと思います。自分のため、周りの人たちのため、一生懸命働きたいと思います。

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