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2011年6月8日水曜日

薩摩いろは歌 の

 「のがるまじ所をかねて思いきれ時に到りて涼しかるべし」

「逃れられないような切羽詰まった状況を、日頃より想定して、良く考えておきなさい。そうしておけば、そのような状況が訪れたとしても、慌てふためくようなことにはならない。」

常日頃より、どうにもならないような状況を想定して準備おけば、実際に切羽詰まったような切迫した状況に陥ったとしてもあわてず行動できることを諭しています。

まさに備えあれば憂いなしです。人は自分では考えてもいなかったことに出くわすと、思考が完全に止まって、頭も体も止まってしまうことがあります。

しかし、どんなにひどい状況に陥ったとしても、事前に想定し、準備しておけば、即座に対応し、状況に合わせた行動を起こすことが出来ます。

今回の東日本大震災における原子力発電所の事故も、想定を超えたことが起こり、対応策が準備できていなかったために、対応が後手後手に回り、被害を収束できていないと考えることもできます。

事前に万全の準備するためには、如何に正確に将来の事象を予測できるかにかかってきます。これは、非常に困難なことです。

しかし、難しいけどやらなければならないことといえます。今回の事故を教訓に、予想される事象は常に最悪のケースを想定して準備する必要があるということです。

今回の地震で、やりすぎるということはないということがわかりました。しかし、その準備は、合理的でなければなりません。

100年に一度の大災害に対しても準備は必要ですが、100年に一度の災害が毎年来るかもしれないとの想定で準備していたのでは、何もできなくなります。

やはりバランス感覚というものが必要です。100年に一度の災害に備えながら、どのようにして日頃生活できるかを考える必要があります。

言葉でいうのは簡単ですが、実行するのが難しいこのことを、常に頭に入れて行動していきたいと思います。

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