「いにしへの道を聞きても唱へてもわが行ひにせずばかひなし」
「昔の立派な教えを聞いても、唱えてみても、自ら実行しなければ、意味がない。」
耳学問だけでは役に立たず、実践してこそ意味があるということを端的に表しています。
薩摩いろは歌の最も有名な歌の一つで、薩摩藩教学の金科玉条といわれる代表的な歌になります。この教えは、全てに通じる大変重要な教えです。
何事も、知っているだけ、頭の中で考えているだけではだめで、学んだこと、考えたことを実践して初めて役に立つのだということを教えてくれます。
これは、起業するときに大変参考になりました。起業する際、色々なことを考え、「あれができそうだ」、「これができそうだ」、あるいは、「ああなったらどうしよう」、「こうなったらどうしよう」と期待と不安が頭の中を渦巻きました。
しかし、頭の中で考えるだけでは物事は進まず、実践して失敗したり、成功したりすることで、成長するのだと考えるようになりました。
脱サラし、起業することは、結構勇気が要りました。しかし、この歌を参考に一歩を踏み出しました。まさに、私にとっても金科玉条の歌です。
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