「似たるこそ友としよけれ交らばわれにます人おとなしき人」
「友を選ぶときは、似たような人を選びがちだが、自分を向上させるなら、自分より優れた人と交友を持つ方が良い。」
昔から「類は友を呼ぶ」というように、似た者同士は友達になりやすいものです。また、自ずと自分と同じレベルの人たちが集まりやすい傾向があるようです。
しかし、私の経験からも、人は友人の影響を受けやすいものです。逆に言うと、自分よりレベルの高い人と付き合うと、周りの友人が自分のレベルを引き上げてくれます。
悪い友達と付き合うと、自分もどんどん転げ落ちていきます。どうせ付き合うなら、自分よりちょっとレベルの高い人を選んだ方が良いです。
あまりにも、レベルが違いすぎると、話についていけない上、自分が駄目な人間のように思え、卑屈になってしまいます。
自分よりちょっとレベルが上の人と付き合い、自分のレベルが上がったら、また新たに、レベルの高い友人を作る。この繰り返しにより、自分のレベルが上がっていきます。
しかし、自分のことばかりを考えていてはいけません。自分が周りの人に引き上げてもらったように、自分も周りの人を引き上げることを忘れてはいけません。
人には、得意分野不得意分野があります。同じ友人でも、自分よりレベルの高い分野と低い分野を持っています。それぞれを補ってもよいですし、全く違う友人を引き上げてもよいです。
人は常に持ちつ持たれつの関係で、自分だけが得しようという考えは身の破滅を導きます。良い友人を持って、自分のレベルを上げるとともに、周りへの気配りも忘れないようにしたいものです。
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