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2011年4月25日月曜日

薩摩いろは歌 ぬ

 「ぬす人はよそより入ると思うかや耳目の門に戸ざしよくせよ」

「盗人は外から入ってくると思いがちだが、真の盗人は、自分の耳や目を通して入ってきて、心を盗むものである。耳目(心)の戸締りをしっかりしなさい。」

泥棒は物理的に家の中に入ってきてものを盗むと考えますが、真の泥棒とは、様々な誘惑で心を盗むものであるという、深い教えです。

世の中の様々な誘惑によって、心を奪われないようにということをうまく表現しています。最終的には、世の中の多くの誘惑に負けないように、心の鍛錬を行いなさいという教えになっています。

世の中で生活し、物事がうまくいき始めると、自由になるお金も増えていきます。生活レベルも向上し、周りからの魅力的な誘惑も増えていきます。

このような、誘惑に心奪われて、散在していくと、身ぐるみはがされ何も残らなくなってしまいます。どんなに裕福になっても誘惑に打ち勝つ強い心を身に着けたいものです。

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