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2012年1月18日水曜日

孫子 謀攻の法

孫子の基本姿勢は戦わずして勝つことです。

敵軍を降伏させるのに戦うことなく、城を奪うのに城攻めをするのではなく、敵国に勝つのに長期戦をすることなく、敵国の国力を保ったまま勝利することが最善なのです。

このようにして勝てば、自国の兵力は失うことなく、大きな利益を得ることが出来るのです。

これが謀攻の法なのです。

孫子においては一貫して将来の国力まで見越した戦略が提案されています。

目の前の戦いに勝利しても、その先で負けては意味がないからです。

戦国時代は、周りが敵だらけであり、ある国に戦争で勝っても、すぐその後に他の国が攻め込んでくる可能性が高いのです。

このため、孫子ではできるだけ自国の兵力を温存したまま戦争に勝つ方法を考えています。

ビジネスにおいても、巨額の資金を投資して、市場規模を大きくしながら、自社のシェアを広げ、大きな利益を得る方法もあります。

しかし、私のような零細企業ではそのような大きな投資はできません。

ここで、頭を使う必要があります。

大きな資金がなくても、成功を手に入れることはできるはずです。

これまでにない発想で、少ない資金で、分相応の利益を上げ続けることで、将来的に大きな成功へとつながっていくと考えています。

頭を使うことにお金はかかりません。

時間や場所も選びません。

本当にやる気があれば、いつでもどこでも考えることはできます。

零細企業の経営者は一生懸命考えることが真の仕事だと思います。

自社の資産を温存して売り上げを伸ばし、利益を上げるためです。

顧客や市場は何を欲しているのか?

それを実現することが企業の役割だと思います。

もっともっと、一生懸命考える必要があると思っています。

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