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2012年1月20日金曜日

孫子 勝算なくして戦わず

孫子においては、自国の軍力と敵国の軍力を比較して、自国が有利な場合と、不利な場合での考え方を端的に述べています。

自軍が敵軍の10倍の兵力があれば、包囲する。

自軍が敵軍の5倍の兵力があれば、攻撃する。

自軍が敵軍の2倍の兵力があれば、分断する。

自軍が敵軍と同等の兵力なら、戦う。

自軍が敵軍より兵力が劣るなら、退却する。

自軍が敵軍より、話にならないくらい兵力が弱ければ、敵軍を避ける。

兵力の小さい軍が、強大な兵力を誇る軍と戦えば、相手の餌食になるばかりである。

ここに書かれていることはビジネスにおいてもいえることだと思います。

例えば、零細企業が、巨大企業と価格競争をすれば、勝てるわけがありません。

上の考え方を単純にとらえれば、零細企業が市場参入するには、自社と同等以下の企業しかいない市場を狙うことが良いということなります。

ニッチな市場を嗅ぎ分けて、中規模の市場で大成功している零細企業はたくさんあると思います。

もう一つの考え方は、兵力とは数ばかりではないということです。

大企業には豊富な資金と優秀な人材がたくさんいます。

しかし、零細企業でも、頭を使えば、大企業以上の発明はできると思います。

このような最新の発明は、大企業と伍して戦える武器となります。

ただし、最新兵器は使い方を間違えると大けがする可能性もあります。

零細企業の経営者は大企業とは異なる観点で新たな製品を発明し、それを武器に市場参入するのが理想ではないでしょうか?

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