過去の戦に長けるものは、まず守りを固め、負けない状態を作り、相手の出方を待って勝機を見出したものです。
自軍のできることは負けない体勢を作るだけで、勝利できるかは敵軍次第なのです。
このため、有能な将軍は必ず負けない戦は出来ても、必ず勝つ戦はできないのです。
つまり、勝つことを予測できでも、必ずしも勝つとは限らないのです。
ここで説いているのは、戦争に絶対はないということだと思います。
自分がまけない準備は、自分たちだけでできても、必ずしも勝つことはできません。
これは、戦争は相手があることだからです。
いくら、自軍が優れた戦略を立て、その作戦を実行しても、相手がそれ以上の戦略で、作戦を練っていれば勝つことはできないのです。
戦争においては、自軍が絶対に負けない体勢を作っておいて、相手のミスに付け込むことが出来るか、相手がまずい作戦を立てたことに付け込んで勝利をものにすることが出来るのです。
孫子においては、まず負けないことに重きを置いています。
勝てなくても、負けなければ、次につながるからだと思います。
ビジネスにおいても、まずは盤石の経営基盤を築いた上でしか、挑戦をするべきではないと思います。
盤石の基盤を築き、将来への展望をきちんと見据えたうえで、大きな挑戦をすることが成功の秘訣だと思います。
今は、大きな成功のためにじっと我慢する時期だと考えています。
今は大きな挑戦ではなく、目の前の課題をコツコツ解決していく時期だと思います。
コツコツ小さなことを積み上げていると、いつしか大きな成果となることもあります。
地味ですが、コツコツ頑張りたいと思います。
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