自軍の兵力を把握して、攻撃に出るべき時期がわかっていても、敵軍の兵力を把握して、攻撃すべき字でないことをわかっていなければ、勝算は半分である。
敵軍の兵力を把握して、攻撃に出るべき時期がわかっていても、自軍の兵力を把握して、攻撃すべき時期でないことをわかっていなければ、勝算は半分である。
敵軍の兵力を把握して、攻撃に出る時期がわかり、自軍の兵力を把握して、攻撃すべき時期がわかっていても、地形を把握せず、攻撃すべき時期でないことをわかっていなければ、勝算は半分である。
故に戦上手は、攻撃を開始して迷うことがなく、挙兵して苦境に立たされることはない。
敵軍の兵力と自軍の兵力を把握すれば、勝たないことはない。
また、天候や地形を把握すれば、勝ちを逃すはずがない。
ここにおいても、現状分析の重要性を説いています。
ビジネスにおいて考えると、自社の実力を把握していても、競合他社の実力がわからなければ、競争に勝てる確率は50%です。
同様に競合他社の実力を良く分析して把握していても、自社の実力を理解していなければ、競争に勝つ確率は同様に50%です。
さらに、競合他社の実力を把握し、自社の実力を把握していても、市場の状況を理解していなければ、競争に勝つ確率はやはり50%です。
ビジネスの世界で、競争を勝ち抜くためには、自社の実力、競合他社の実力、市場の状況を良く把握しなければならないことになります。
もっともなことだと思います。
自社の実力を知らずに無謀な戦略を立てても勝てるわけなないし、他社の実力を知らずに、勝負を挑むのも無謀です。
さらに、孫子の奥の深い所は、自社や競合他社だけでなく、市場の状況もしっかり把握しなさいと言っている点です。
競合他社より、自社の実力が上でも、市場が冷え込んでいたら、大きな勝利は得られないからです。
孫子は、読めば読む程、奥の深い内容だと感じます。
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2012年5月18日金曜日
2012年5月16日水曜日
孫子 卒を視ること嬰児のごとし
将軍は、自分の兵士を見るとき、自分の赤ちゃんを見るがごとき目で見るべきである。
そうすればこそ、兵士は将軍について、深い谷底へでも従軍する。
また、兵士を見るとき、自分の愛する子供を見るがごとき目で見るべきである。
そうすればこそ、将軍の命に従い、命を投げ打って戦うのである。
しかし、兵士を厚遇するだけで使いこなせず、愛するだけで命令することが出来ず、規律が乱れても罰することが出来なければ、わがままな子供を育てているようなもので、使えない兵士となってしまう。
なぜ、地形篇でこの内容なのか疑問ですが、ここでは兵士の掌握術について述べられています。
ビジネスにおいては、リーダーが部下の心を掴むための方法が書かれています。
つまり、リーダーは、自分の子供を見る目と同じ観点で部下を指導しなければなりません。
我が子には時に優しく、時に厳しく接すると思います。
優しくなければ、子供は反抗し、厳しくなければ、子供は言うことを聞きません。
どちらかに偏ってはだめで、絶妙なバランスが必要です。
部下も同様で、優しいだけでは、部下からなめられ、厳しいだけでは、心が離れていってしまします。
優れたリーダーは、我が子を育てるように、部下を育てるのです。
人材育成には、優しさと厳しさを併せ持つ必要があります。
そうすればこそ、兵士は将軍について、深い谷底へでも従軍する。
また、兵士を見るとき、自分の愛する子供を見るがごとき目で見るべきである。
そうすればこそ、将軍の命に従い、命を投げ打って戦うのである。
しかし、兵士を厚遇するだけで使いこなせず、愛するだけで命令することが出来ず、規律が乱れても罰することが出来なければ、わがままな子供を育てているようなもので、使えない兵士となってしまう。
なぜ、地形篇でこの内容なのか疑問ですが、ここでは兵士の掌握術について述べられています。
ビジネスにおいては、リーダーが部下の心を掴むための方法が書かれています。
つまり、リーダーは、自分の子供を見る目と同じ観点で部下を指導しなければなりません。
我が子には時に優しく、時に厳しく接すると思います。
優しくなければ、子供は反抗し、厳しくなければ、子供は言うことを聞きません。
どちらかに偏ってはだめで、絶妙なバランスが必要です。
部下も同様で、優しいだけでは、部下からなめられ、厳しいだけでは、心が離れていってしまします。
優れたリーダーは、我が子を育てるように、部下を育てるのです。
人材育成には、優しさと厳しさを併せ持つ必要があります。
2012年5月14日月曜日
孫子 兵の助け
地形は戦争で勝利するための助けとなる。
敵情を観察して勝ちを制し、地形の険しさ、狭さ、遠さ、近さを分析するのは、優れた将軍の仕事である。
このことを知って戦争に臨めば必ず勝利し、このことを知らずに戦争に臨めば必ず敗北する。
故に事前分析で勝つことが明らかであれば、君主が戦うなと言っても戦争を開始しても良い。
一方、事前分析で勝つ見込みがなければ、君主が戦えと言っても、戦わない方が良い。
優れた将軍は、勝ったからと言って名誉を求めず、負けたからと言って責任回避をしてはいけない。
人民の安全を第一とし、君主の利益を優先するから、国の宝と言われるのである。
この当時の戦争において地形は戦争の勝敗を左右する重要事項でした。
このため、将軍の能力として、地形を事前に良く分析して、戦略を練ることは非常に重要なことだったのです。
一方、将軍のもう一つの重要な能力として、人民を思う気持ちと、君主への忠誠心が述べられています。
優れたリーダーは、自分の名誉欲のために働くのではなく、世のため人のために働くことの重要性を述べています。
世のため、人のために働いている人のまわりには、同じような優秀な人が集まってくるのだと思います。
敵情を観察して勝ちを制し、地形の険しさ、狭さ、遠さ、近さを分析するのは、優れた将軍の仕事である。
このことを知って戦争に臨めば必ず勝利し、このことを知らずに戦争に臨めば必ず敗北する。
故に事前分析で勝つことが明らかであれば、君主が戦うなと言っても戦争を開始しても良い。
一方、事前分析で勝つ見込みがなければ、君主が戦えと言っても、戦わない方が良い。
優れた将軍は、勝ったからと言って名誉を求めず、負けたからと言って責任回避をしてはいけない。
人民の安全を第一とし、君主の利益を優先するから、国の宝と言われるのである。
この当時の戦争において地形は戦争の勝敗を左右する重要事項でした。
このため、将軍の能力として、地形を事前に良く分析して、戦略を練ることは非常に重要なことだったのです。
一方、将軍のもう一つの重要な能力として、人民を思う気持ちと、君主への忠誠心が述べられています。
優れたリーダーは、自分の名誉欲のために働くのではなく、世のため人のために働くことの重要性を述べています。
世のため、人のために働いている人のまわりには、同じような優秀な人が集まってくるのだと思います。
2012年5月11日金曜日
孫子 敗道
軍隊の状態には、走、弛、陥、崩、乱、北がある。
この六つの状態は天災ではなく、将軍の過ちである。
勢力が拮抗しているときに、一の兵力で十の兵力を打つ状態を走という。
兵卒が強く、軍幹部が弱い状態を弛という。
軍幹部が強く、兵卒が弱い状態を陥という。
軍幹部が将軍に対して不満を持って怒り、将軍に服さず、自分の判断で敵軍と勝手に戦い、将軍も軍幹部の能力を知らない状態を崩という。
将軍が弱く、厳しさもなく、軍則も明確でなく、兵の統率もできておらず、軍形も縦横無尽な状態を乱という。
将軍に敵情観察をする能力がなく、少数の兵力で多数の兵力と戦ったり、弱兵で強兵と戦ったり、精鋭部隊がない状態を北という。
この六つの状態は敗北の原因となるものである。
将軍は責任を重く受け止め、熟慮が必要である。
ここで述べている部分は会社組織にそのまま当てはめることが出来ると思います。
走とは、一人の社員に負担が多くなっている状態。
弛とは、組合組織が強く、会社役員が弱い状態。
陥とは、会社役員が強く、組合組織が弱い状態。
崩とは、ワンマン社長が、会社役員の進言を聞き入れず、役員が社長の言うことを聞かなくなった状態。
乱とは、社長の能力が低く、会社としての機能が働かなくなった状態。
北とは、社長の能力が低く、戦略もなく戦っている状態。
いずれも、会社組織としては成り立たない状態です。
上述から、負けないためには、適材適所、組合組織と会社役員の良好な関係、有能なリーダーの存在が必要であるといえます。
末期状態の会社組織では、上記六つの状態に陥っても、そうなっているとの自覚がないといえます。
無痛の状態になる前に、自社の組織について見直す、客観的目を持ちたいと思います。
この六つの状態は天災ではなく、将軍の過ちである。
勢力が拮抗しているときに、一の兵力で十の兵力を打つ状態を走という。
兵卒が強く、軍幹部が弱い状態を弛という。
軍幹部が強く、兵卒が弱い状態を陥という。
軍幹部が将軍に対して不満を持って怒り、将軍に服さず、自分の判断で敵軍と勝手に戦い、将軍も軍幹部の能力を知らない状態を崩という。
将軍が弱く、厳しさもなく、軍則も明確でなく、兵の統率もできておらず、軍形も縦横無尽な状態を乱という。
将軍に敵情観察をする能力がなく、少数の兵力で多数の兵力と戦ったり、弱兵で強兵と戦ったり、精鋭部隊がない状態を北という。
この六つの状態は敗北の原因となるものである。
将軍は責任を重く受け止め、熟慮が必要である。
ここで述べている部分は会社組織にそのまま当てはめることが出来ると思います。
走とは、一人の社員に負担が多くなっている状態。
弛とは、組合組織が強く、会社役員が弱い状態。
陥とは、会社役員が強く、組合組織が弱い状態。
崩とは、ワンマン社長が、会社役員の進言を聞き入れず、役員が社長の言うことを聞かなくなった状態。
乱とは、社長の能力が低く、会社としての機能が働かなくなった状態。
北とは、社長の能力が低く、戦略もなく戦っている状態。
いずれも、会社組織としては成り立たない状態です。
上述から、負けないためには、適材適所、組合組織と会社役員の良好な関係、有能なリーダーの存在が必要であるといえます。
末期状態の会社組織では、上記六つの状態に陥っても、そうなっているとの自覚がないといえます。
無痛の状態になる前に、自社の組織について見直す、客観的目を持ちたいと思います。
2012年5月9日水曜日
孫子 地形
ここからいよいよ地形篇です。
地形には、通、挂、支、隘、険、遠がある。
自軍も進軍すべきだし、敵軍も進軍すべき地形が通である。
通という地形では、まず日当たりのよい高台に陣取り、兵糧の運搬道を確保して戦えば、有利に戦争を進められる。
進軍しやすいが退却し難い地形が挂である。
挂という地形では、敵軍の備えが十分でなければ、攻めて勝利することが出来るが、敵軍の備えが十分であれば、攻めても勝利することが出来ず、さらに退却が困難なので、不利となる。
自軍が進軍しても不利、敵軍が進軍しても不利な地形を支という。
支という地形では、敵が誘っても、自軍は進軍してはいけない。
一旦引いて、敵を半ば進軍させて攻撃すれば、有利となる。
隘という地形では、自軍が先に占領していれば、入口を固めて、敵を迎え撃てば良い。
もし、敵軍が先に占領していて、入口を固めていたら、攻撃してはならない。
しかし、入口を固めていなければ、攻撃して良い。
険という地形では、自軍が先に占領したら、高台の日当たりの良い所に陣取り、敵を迎え撃てば良い。
もし敵軍が先に占拠していたら、退却して、絶対攻撃してはいけない。
遠という地形では、勢力が拮抗していたら、進軍すべきではない。
攻撃を仕掛ければ不利となる。
この六つの地形の対処法は、戦争の基本である。
将軍たる者の判断が重要である。
熟慮が必要である。
通:自軍も敵軍も進行すれば有利となる地形。
挂:進軍はし易いが退却し難い地形。
支:自軍、敵軍とも進軍したら不利となる地形。
隘:入口が狭くなった地形。
険:険しい地形。
遠:自国から遠い地形。
ここでは、地形毎に進軍すべきか、退却すべきかの判断基準が示されています。
ビジネスにおいては、単なる地形ではなく、ビジネス環境として読み替えれば良いと思います。
通とは、自社が進出しても、競合他社が進出しても有利となる市場。
挂とは、進出はしやすが、撤退がしにくい市場。
支とは、自社も競合他社も進出し難い市場。
隘とは、先に進出すれば有利となる市場。
険とは、進出の困難な市場。
遠とは、競合他社が得意とする分野の市場。
上記のように考えれば、新規事業の進出の際の判断基準として有効活用できると思います。
このような汎用性が孫子の優れた一面と言えると思います。
地形には、通、挂、支、隘、険、遠がある。
自軍も進軍すべきだし、敵軍も進軍すべき地形が通である。
通という地形では、まず日当たりのよい高台に陣取り、兵糧の運搬道を確保して戦えば、有利に戦争を進められる。
進軍しやすいが退却し難い地形が挂である。
挂という地形では、敵軍の備えが十分でなければ、攻めて勝利することが出来るが、敵軍の備えが十分であれば、攻めても勝利することが出来ず、さらに退却が困難なので、不利となる。
自軍が進軍しても不利、敵軍が進軍しても不利な地形を支という。
支という地形では、敵が誘っても、自軍は進軍してはいけない。
一旦引いて、敵を半ば進軍させて攻撃すれば、有利となる。
隘という地形では、自軍が先に占領していれば、入口を固めて、敵を迎え撃てば良い。
もし、敵軍が先に占領していて、入口を固めていたら、攻撃してはならない。
しかし、入口を固めていなければ、攻撃して良い。
険という地形では、自軍が先に占領したら、高台の日当たりの良い所に陣取り、敵を迎え撃てば良い。
もし敵軍が先に占拠していたら、退却して、絶対攻撃してはいけない。
遠という地形では、勢力が拮抗していたら、進軍すべきではない。
攻撃を仕掛ければ不利となる。
この六つの地形の対処法は、戦争の基本である。
将軍たる者の判断が重要である。
熟慮が必要である。
通:自軍も敵軍も進行すれば有利となる地形。
挂:進軍はし易いが退却し難い地形。
支:自軍、敵軍とも進軍したら不利となる地形。
隘:入口が狭くなった地形。
険:険しい地形。
遠:自国から遠い地形。
ここでは、地形毎に進軍すべきか、退却すべきかの判断基準が示されています。
ビジネスにおいては、単なる地形ではなく、ビジネス環境として読み替えれば良いと思います。
通とは、自社が進出しても、競合他社が進出しても有利となる市場。
挂とは、進出はしやすが、撤退がしにくい市場。
支とは、自社も競合他社も進出し難い市場。
隘とは、先に進出すれば有利となる市場。
険とは、進出の困難な市場。
遠とは、競合他社が得意とする分野の市場。
上記のように考えれば、新規事業の進出の際の判断基準として有効活用できると思います。
このような汎用性が孫子の優れた一面と言えると思います。
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