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2012年5月18日金曜日

孫子 吾彼地形

自軍の兵力を把握して、攻撃に出るべき時期がわかっていても、敵軍の兵力を把握して、攻撃すべき字でないことをわかっていなければ、勝算は半分である。

敵軍の兵力を把握して、攻撃に出るべき時期がわかっていても、自軍の兵力を把握して、攻撃すべき時期でないことをわかっていなければ、勝算は半分である。

敵軍の兵力を把握して、攻撃に出る時期がわかり、自軍の兵力を把握して、攻撃すべき時期がわかっていても、地形を把握せず、攻撃すべき時期でないことをわかっていなければ、勝算は半分である。

故に戦上手は、攻撃を開始して迷うことがなく、挙兵して苦境に立たされることはない。

敵軍の兵力と自軍の兵力を把握すれば、勝たないことはない。

また、天候や地形を把握すれば、勝ちを逃すはずがない。

ここにおいても、現状分析の重要性を説いています。

ビジネスにおいて考えると、自社の実力を把握していても、競合他社の実力がわからなければ、競争に勝てる確率は50%です。

同様に競合他社の実力を良く分析して把握していても、自社の実力を理解していなければ、競争に勝つ確率は同様に50%です。

さらに、競合他社の実力を把握し、自社の実力を把握していても、市場の状況を理解していなければ、競争に勝つ確率はやはり50%です。

ビジネスの世界で、競争を勝ち抜くためには、自社の実力、競合他社の実力、市場の状況を良く把握しなければならないことになります。

もっともなことだと思います。

自社の実力を知らずに無謀な戦略を立てても勝てるわけなないし、他社の実力を知らずに、勝負を挑むのも無謀です。

さらに、孫子の奥の深い所は、自社や競合他社だけでなく、市場の状況もしっかり把握しなさいと言っている点です。

競合他社より、自社の実力が上でも、市場が冷え込んでいたら、大きな勝利は得られないからです。

孫子は、読めば読む程、奥の深い内容だと感じます。

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