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2011年7月15日金曜日

薩摩いろは歌 し

「舌だにも歯のこはきをば知るものを人は心のなからましやは」

「舌でさえ、歯の怖さを知っているのに、人は他人の心を理解せずに善いものだろうか?(いや善いわけがない。)」

常に歯と交わっている舌は、歯が硬く、強く、恐ろしいものであることを良く理解しています。では、人間は、いつも交わっている他人の心情を理解できなくて善いのでしょうか?いや善いわけはなく、理解すべきであります。

人は人生を潤滑に生き抜いていくために、自分と接する人たちの心情を良く汲み取って生活する必要があります。

世の中は善い人ばかりでもないし、自分と同じような考えの人ばかりでもありません。そうであれば、自分と接する人達が、どのような考えのもとに生きているのか理解した方が、スムーズに生活できます。

自分と接する人は、自分自身の利益のみを考える人なのか?他人の利益のために自分自身を投げ打つことが出来る人なのか?

自分に近寄ってきて褒めるのは、自分のことを本当に尊敬していってくれているのか?下心があって行っているのか?

自分に嫌なことを言ってくる人は、自分のことが嫌いで言っているのか?自分の将来を心配して忠告してくれているのか?

表面ばかりを見るのではなく、相手の真意を汲み取ることが重要です。人はとかく一面的なものの見方しかできないものです。

できるだけ、客観的に人を見る目を養っていきたいと思います。

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