「手面は手背を見られず」
手のひらは決して手の甲を見ることはできない。
この言葉の意味するところは、どんなに親しい間柄でも完全に信じ切ってはいけないということです。
客家の教えの根底には、人を完全に信じてはいけないとの思想が見えます。
しかし、これは客家の人々が非常に厳しい環境にいて、一つの失敗が命取りになる危険性が高かったためです。
人を信じることは大事だと思います。
しかし、盲目的に人を信じてはいけないのだと思います。
常に客観視できる自分を持ちなさいということだと思います。
人を信じていても、常に客観的に本当に信じてよいかどうかの検証は必要だということです。
人は変わるものです。
自分の知らないところで、その人がわかるような出来事は十分起こり得るのです。
しかし、人が変わったからと言って、その人ばかりを責めてはいけないと思います。
常にその人のことを客観視する自分がいれば、その人が変わったときに気付くはずです。
この言葉は、「信じても信じ込むな」に相通じるものがあります。
客家の教えを学んでいくと、人生、ビジネスにおいては常にバランス感覚が必要であるとを実感します。
これからも、多くのことを学んでいきたいと思います。
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