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2012年2月1日水曜日

孫子 攻守の切替

戦争において勝機を見いだせない場合は、守りを固めることが重要です。

逆に勝機を見出したら、躊躇なく攻め入る必要があります。

つまり、守りを固めるときは劣勢にあるときであり、攻め入るときは優勢に立っているときであります。

戦略に長けた人は、守るときは自分の戦力を隠し、相手に自軍の劣勢を悟られないように守りを固めます。

また、攻めるときは相手に付け入る隙を与えることなく、一気に攻め入ります。

このように自軍の戦力および敵軍の状況を的確につかんで判断し、攻守の切り替えを行うことで、自軍の戦力の低下を最小限に抑えて勝利をものすることが出来るのです。

孫子では、攻め時、守り時をわきまえて、その時勢に応じて攻守の切り替えの必要性を説いています。

この話を聞いたとき”Shrink to Grow”という言葉を思い出しました。

人は大きくジャンプしようとするとき、深くかがみこむ必要があります。

ビジネスの世界でも、成長するために一度収縮しないといけない時期が出てくるのだと思います。

人生やビジネスには必ず良い時と悪い時の波があると思います。

良い時は攻めの姿勢で成長し、悪い時はじっと耐え凌いで好機を待つのです。

これは人生やビジネスの基本だと思います。

しかし、本当に成功している人たちは、良い時に攻めているだけでなく、また悪い時に耐え凌いでいるだけではないと思います。

良い時はがんがん攻めながら、先のことを考え、次の布石を打っていたり、耐え凌ぎながら、好機をつかむためのきっかけづくりをしていたりします。

一見調子の良い時は、その反動で悪くなることを予測し準備する必要があるでしょうし、悪い時に耐え凌いでいるときに準備をしていなかったら、チャンスを逃す可能性があるからです。

攻め時、守り時の判断を間違えないようにするとともに、先を見据えた行動がとれるように頑張りたいと思います。

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