諸外国の動向を知らないものは、外交などできるはずがない。
敵地の山林、険阻、沼沢などの地形を知らずして、軍を進めることなどできない。
道案内を雇わなければ、地の利を得ることなどできない。
つまり、戦争とは敵を欺いて行動し、自分たちが有利な状況で動き、状況に合わせて変化させることである。
孫子の兵法では、事前調査と分析により綿密な計画を立て、相手を騙すことで勝利を得ることが基本となっています。
さらに孫子では、絶対に負けないことを前提としています。
負けない準備をし、絶対勝てる状況を作り出すことが孫子の神髄だと思います。
敵国となりうる諸外国の動向や、攻め入る予定の国の地形などを十分把握したうえで戦争行動を起こさなければならないと考えています。
さらに、多くの情報を得たうえで、自国に有利となる状況を作り出し、相手を欺いて勝利を手にします。
孫子においては、生死をかけた戦いなので、敵を欺くことに主眼を置いていますが、ビジネスに置き換えたとき、欺くことを、騙すことととらえては、間違った行動を起こす可能性があります。
ビジネスにおける「詐を以て立つ」とは、世間一般の人が思いもよらないような素晴らしい製品、サービスを世の中に提供することだと思います。
決して、顧客や取引先、競争相手を騙すことではないと思います。
世の中にない、新しい、世の中の人がびっくりするような製品、サービスの開発がビジネスにおける「詐を以て立つ」だと思います。
世の中の人がびっくりするような製品を一つくらいは世に送り出せるよう頑張りたいと思います。
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