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2012年6月25日月曜日

孫子 反間厚遇

敵軍を攻撃する際、敵の城を攻める際、敵兵を討たんとする際は、まず敵軍の守将(守りの要となる将軍)、その側近の者、取り次ぐ者、門番、従者の姓名を調べて、間者に探索させることが重要である。

もし敵軍の間者が自国内に潜入してきた際は、それを探し出し、懐柔し、自国の間者にする必要がある。

こうして、反間を採用するのである。

反間を用いて、郷間、内間を採用するのである。

そして、死間を送り込み、嘘の情報を流すのである。

こうすることで、生間は自分の任務を遂行できる。

君主は五間を熟知していなければならない。

五間を使いこなす要諦は、反間である。

反間を厚遇しなければならない。

ここでは、間者の用法について述べています。

孫子においては、情報収集と情報操作が重要な戦略となります。

戦わずして勝つには、あるいは自国軍の損害を最小に戦うためには、情報を収集し、敵軍の情報を操作する必要があります。

その際、最も重要なのが反間だといっています。

ビジネスに置き換えて考えると、市場の情報を収集するとともに、市場の世論を操作することも重要だといえます。

現在の市場でも、これは行われていることで、ヒット商品の陰に世論操作があることもあります。

消費者を騙す訳ではなく、新製品の優れた所を強調して、購買意欲を掻き立てる戦略です。

大企業向きの戦略です。

零細企業としては、如何に自社の技術が優れているかを理解してもらうことに注力すべきと思います。

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