攻撃に火攻めを用いるものは明晰な頭脳が必要である。
攻撃に水攻めを用いるものは強大な力が必要である。
水は敵の物資や戦力を分断することはできるが、物資や戦力を奪い取ることはできない。
戦争においては、火攻めや水攻めなど様々な戦略がありますが、孫子では水攻めより、火攻めの方が効果があるように書かれています。
火攻めは物資や戦力を奪うことが出来ますが、水攻めでは分断するにとどまるということです。
ここで学ぶべきは、各戦略において、必要とされる能力が異なるということではないでしょうか?
戦況において有効な戦略は異なりますが、最善の戦略を実行する場合、必要とされる将軍の能力は異なるので、自分(将軍)にその作戦を実行する能力があるか見極める必要があるということです。
ある方面に長けたリーダーであっても、ある方面には疎いということもあります。
このような状況では、選択する戦略が、戦況での最善の戦略ではないかもしれません。
孫子では、戦況だけでなく、将軍の能力等も考慮に入れて最善の戦略を選ぶことを推奨しています。
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