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2011年11月9日水曜日

客家の教え 行を隔つるは...

 「行を隔つるは山を隔つるがごとし」

隣の部署の仕事内容は、山を隔てた隣町の様子と同じくらいわからないものであります。

仕事が違えば、その内容は部外者にはわからないので、むやみやたらと他部署の人を批評してはいけませんという戒めです。

この教えは中国の組織統制に関する話に良く出てきます。

他人の仕事に口出しすべきではなく、己の仕事のみに精を出しなさいという教えです。

ある意味この教えは当たっていますが、間違った解釈をすると極端なセクショナリズムを生み出してしまいます。

つまり、縦割り組織と呼ばれ、隣の部署の人の仕事に全く興味を持たず、自分の部署が良ければ、他の部署などどうでも良いという組織です。

現在の日本政府の組織がまさにこの典型ではないでしょうか?

他人の仕事に口出しばかりして、自分の仕事を疎かにするようでは問題外ですが、自分の次ごとに関連する他部署の仕事内容や進捗に目を配るのは大変重要なことです。

さまざまの教えには表裏があり、ある一面ばかりを強調することが多いと思います。

しかし、人生やビジネスを成功に導くためには教えに隠された裏の面まで考慮して、バランスよく実行することが重要なのだと思います。

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