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2011年6月15日水曜日

薩摩いろは歌 や

「やわらぐと怒るをいわば弓と筆鳥と二つのつばさとを知れ」

「やわらぐ(優しさ)と怒る(厳しさ)を例えるなら、弓(武)と筆(文)のようなものである。いずれも、鳥の翼が二つあるように、欠くことのできないものである。」

ここでは、人としてのバランス感覚の重要性を述べていると思います。人にとって、優しさと厳しさを併せ持つことは重要であります。いずれか、片方だけではうまくいかないのです。

同じように、文武両道も重要であります。勉強ばかりで運動が出来なければ、バランスを欠きます。同様に運動だけできて、勉強ができないのも大成しません。

これらのものは、鳥の翼や車の両輪のように、二つあって役に立つものです。確かに一芸に秀でることで、運動だけ、勉強だけで大成する人もいます。

しかし、これは結果論です。人は、勉強ができて運動ができないのなら、運動も頑張るべきです。逆に運動だけできて、勉強ができない人は勉強も頑張るべきです。その過程で気付くことが多くあります。

多くの成功者は、両方を兼ね備えています。スポーツ選手で頭も良い人は、長期間にわたり活躍します。しかし、頭の回転があまり良いといえない選手は、短期間で活躍の場がなくなることが多いです。

逆に、学者などの中には、頭が良いのはわかるが、周りが見えていないために、周囲の賛同を得られない人が多くいます。

頭がよく、運動もできる人は、スポーツの中で周囲を見る目を養っているために、周囲の状況を理解して、周囲に合わせて説明します。

このような人は、周囲からの賛同を得やすく、物事がスムーズに進むことが多いです。いわゆるバランス感覚に長けた人です。

世の中で成功する人は、優しさと厳しさ、文武、大胆さと緻密さ、決断の速さと熟考などのように、一見相反するようなことを併せ持っています。

表があれば、必ず裏があるように、物事の表裏を理解して、バランス感覚に優れた人を目指したいと思います。

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