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2012年1月23日月曜日

孫子 信頼

国をまとめるのは国主の仕事ですが、国を守る軍をまとめるのは将軍の仕事です。

また、将軍は国主の補佐役であり、最終決定権は国主にあります。

しかし、軍のことを一番理解しているのは将軍であり、軍のことを良く知りもしないで軍のことに国主が口をはさむとロクなことがありません。

国主と将軍の関係が親密であれば軍政はうまくいきますが、国主と将軍の間に隙間があれば軍政はうまくいきません。

国主が口をはさむ悪い例として3つあります。

一つ目は、本来進軍するときではないのに、国主が進軍を命じたり、退却するときではないのに退却を命じるときです。

二つ目は、軍の内情を良く理解していないのに、軍政に干渉することです。

三つ目は、軍の指揮系統を無視して指示を出すことです。

この世なことを行っていれば、必ず他国に付け入られ、国を危うくすることになります。

軍政については、将軍に任せ、余計な口出しはしない方が良いのです。

ビジネスの世界においても、世界的に大成功した企業では、カリスマ的な社長と優秀な参謀役がタッグを組んでいることが多いようです。

何でもできるスーパーマンよりも、役割分担した方がうまくいく場合が多いようです。

ソニーやホンダがその好例ではないでしょうか?

ビジネスにおいては、大方針を決定する社長と、その方針を事務的に遂行する参謀役が必要です。

この場合、社長は細かい指示を出さない方が良いようです。

細かいことは参謀役に任せ、失敗したときに責任を取り、成功したときに部下を讃えるのが優秀な経営者なのだと思います。

将来、会社が大きくなったら、このような経営者を目指したいと思います。

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