兵法における勝敗は、国土の大きさ、資源の豊富さ、人口の多さ、兵力の強さで決まります。
大きな国土は、豊富な資源を生み、豊富な資源は、多くの人口を生み出し、多くの人口は、兵力を強くし、強い兵力が勝利をもたらすのです。
勝利を手にする兵は、500対1の兵力差があるがごとく、敗北する兵は1対500の兵力差があるようなものです。
勝利を手にする兵を戦わせれば、なみなみと貯めておいた水を深い谷に流し込むように一気に攻め入って、勝利を手にするでしょう。
孫子における、勝利とは上述のごとく、絶対的に勝利する情勢を作り上げてから、戦争を始めるので、当たり前のように勝つことなのです。
繰り返しますが、孫子では、戦争は国の存亡にかかわる重大事であり、負けることは許されないものとして位置付けられています。
このため、一度戦争を開始すれば、絶対に刀たなければなりません。
しかし、絶対に勝つためには事前の準備が非常に大事になります。
孫子では、絶対に勝つための条件を事前に調査し、その体制を整えることに重きを置きます。
さらに、万が一に備えて、絶対に負けない準備をしたうえで、戦争を開始します。
ビジネスにおいても、絶対に負けないためには、事前の準備が重要になります。
次善の準備には情報がかかせません。
孫子においても、彼を知り己を知れば百戦して殆ふからずというように、自分と相手の戦力を十分に分析する必要性を説いています。
最近ではインターネットの普及により、様々な情報を手軽に入手できるようになりました。
しかし、インターネット上の情報は全てが正しいわけではなく、情報を入手する側が良く吟味する必要があります。
インターネット等から情報を得るのであれば、その真贋を見極める目が必要になります。
正しい情報を多く入手して、的確な判断をすることによって、ビジネスで成功することになります。
では、正しい情報はどのようにして得られるのでしょうか?
私の場合は、以下のように考えています。
1.情報源は確かか?
2.他の情報源との矛盾点はないか?
3.これまでの自分の経験から照らし合わせて合理的か?
このように、得られた情報を鵜呑みにするのではなく、一度自分で吟味する習慣が重要だと考えています。
必勝の体制を築き上げていけるように頑張っていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿