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2012年2月22日水曜日

孫子 集団

戦に長けた人は、個人の能力ではなく、集団としての勢いを重要視します。

個を捨て、集団の勢いに任せます。

集団の勢いを大事にする人は、丸太や岩を坂で転がすように扱います。

大きな丸太や岩は安定していれば静かに佇んでいますが、不安定になれば動きだし、四角ければ止まり、丸ければ動きます。

故に、戦に長けた人は丸い岩を奥深い谷へ転がすように勢いを活用します。

戦争においては、兵士個人個人の能力よりも集団としての勢いが大事であることを説いています。

これは会社としての集団でも同じことだと思います。

個人個人の能力が高くても、社員が異なる目標を掲げて、各々が違う方向を向いて頑張っても、結果として大きな力にはなりません。

しかし、個人の能力が高くなくても、皆が同じ方向を向いて、力を合わせると、とてつもなく大きな力を得ることが出来ます。

リーダーというのは、集団の力を引き出すために、個人個人が同じ方向を向くように努力するのが仕事だと思います。

同じ方向を向かせる方法は色々あるでしょうが、まずは皆が共有できる一つの大きな目標を示すことだと思います。

そして、その目標に向かって同じ方向を向いてもらうためには、リーダーの献身的な働きが重要です。

自分のためではなく、集団のために一緒になって働く姿勢です。

口ばかりでは、人はついてこないでしょうし、自分のためだけに一生懸命働いているリーダーにも人はついてこないでしょう。

リーダーは、集団のために滅私奉公する必要があるのだと思います。

集団としての勢いを肝に銘じて頑張りたいと思います。

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