行動の速さは風のように、静寂は林のように、攻め入るときは火のように、留まるさまは山のように、隠れるときは陰のように、動くときは雷のようである。
郷を奪い取るには兵力を分け、戦略地を広めるためには、利益を分け合い、利権をかけて動く。
迂直の計を先に用いたものが勝利する。
これが軍争である。
ここは、少し解釈が間違っているかもしれませんが、重要なのは、敵に先んじて、情報を得て、行動を起こすということだと思います。
戦国武将武田信玄が、「風林火山」を旗印にしていたことは有名ですが、孫子の兵法を熟知していた武田軍の強さは言うまでもありません。
ビジネスにおいても、情報収集を早く行い、分析し、分析結果に基づき行動を起こすことが重要です。
さらには、行動を起こした後でも、状況に合わせて、戦略を刻々と変化させていくことも重要です。
ただし、ここでさらに重要なのは、一本の筋は通す必要があるということです。
基本戦略まで変えてしますと、兵士たちは自分たちの大義名分を見失うことになります。
大義名分のない戦いは、決して勝利することはありません。
自分たちが向かうべき道を共有した上で、それを達成するために戦略は変化させていくのだということです。
肝に銘じたいと思います。
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