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2012年6月6日水曜日

孫子 始めは処女の如く、後には脱兎の如し

戦争における重要事項は、敵の意向に従って、敵の注意を一点に向かわせ、千里先にいる敵の将軍を殺すことにある。

これを巧みに事を為すものという。

将に開戦しようとする日に、関所を封鎖し、通行許可証を破り捨て、敵国の使者を通過させることなく、会議を行い、決定する。

敵国に隙があれば、速やかに侵攻し、敵の重要拠点を秘かに落とす。

敵の状況に合わせて作戦を変化させる。

つまり始めは処女のように振る舞い、敵陣の門戸を開かせ、後には脱兎のように攻め入れば、敵は防ぐことが出来ないであろう。

ここでは、戦争においては、相手を油断させ、相手が油断している隙につけいることが重要だと説いています。

ここでも、孫子は正攻法だけでは駄目で、正攻法と奇襲戦法を組み合わせる重要性を説いています。

始めは処女の如くは、相手の言うままにおとなしく聞き入れているが、その裏では、相手の隙を突く準備をします。

そして、いざ好機と見るや脱兎のごとく攻め入るのです。

ビジネスにおいては、最新技術の開発を秘密裏に行い、機が熟すと同時に新製品をリリースし、他社の追従を許さない環境を作ることでしょうか?

いずれにせよ、自社のことだけではなく、他社や市場の状況を常に把握分析することが重要だと学びました。

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