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2012年4月9日月曜日

孫子 吾を恃む

戦争においては、敵が襲ってこないことを期待するのではなく、敵が襲ってくることを躊躇させるように自分たちが備えることが重要である。

また、敵が攻撃してこないことを期待するのではなく、敵に攻撃する隙を与えないように守りを固めることが重要である。

孫子では、戦争の勝敗を相手に起因するのではなく、自分たちに起因すると考えます。

例えば、戦国時代にある国と戦争をし、兵力を消耗したときに、一般的には、こんな時に他の国が攻めてこなければ良いがと考えがちです。

しかし、孫子的思考によれば、兵力が劣っている現状で、他の国から攻め入られないためには、どうすれば良いかを考える必要があります。

前者は希望的観測で、実施に敵が攻めてくれば対処のしようがありません。

しかし、消耗した兵力であっても、敵が攻めてこないような対策を打っていれば、敵国も安易に攻撃はしてこないでしょうし、攻撃してきたとしても、その対策を考えておけば、対処のしようもあるというものです。

私も若い頃は、相手起因のものの考え方をしがちでしたが、最近ではできるだけ自分起因の考え方をするように努力しています。

特に失敗の原因を相手起因にしてしまうと、自分の成長はほとんどありません。

一見相手起因の失敗に見える事象も、自分が気を付けていれば防げた事象はたくさんあるのです。

常に自分起因の考え方をしていると、失敗する確率が減り、結果的にみんなが幸福になるのだと思います。

成功は他人のおかげ、失敗は自分のせいと、常に考えられるように精進していきたいと思います。

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