戦争中に、敵軍の使いがやってきて、謙って話し、攻めて来ないようにさせているのは、進軍し攻めようとしているからである。
敵軍の使いの言葉が強く、あたかも侵攻しようと見せているのは、退却しようとしているからである。
軽車を前に出し、その側にいるのは陣を張る為である。
突然敵軍が和平を求めてくるのは、謀略があってのことである。
慌ただしく戦車を連ねているのは、決戦を期してのことである。
半進半退するのは、自軍を誘っているのである。
ここでも、敵軍の動きから、敵軍が何を考えているのかを説明しています。
敵軍の使いの言動や戦車や敵兵の動きから、敵軍の戦略を見破る策を与えています。
ここでも根底には人間観察上があります。
敵の心理を予測して、敵の動きがどんな作戦によりなされているかを明確に予想しています。
ビジネスにおいて、学ぶべきは、この人間観察に基づく、相手の心理を読み取ることだと思います。
企業対企業であっても、最終的に判断を下すのは人間なのです。
人として何をすべきかを判断基準にすれば、大きな間違いはしないと思います。
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