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2011年12月21日水曜日

孫子 戦争費用

孫子では、戦争には莫大な費用が掛かることを力説しています。

この莫大な費用が掛かることを認識して戦争を行わないと、戦争に勝ったとしても国としての体力を消耗し、他の国に攻め入られる可能性があるからです。

つまり、戦争を行うことは非常にリスクの高いことであることを、ここでも説いています。

戦争は総合的戦力で勝負が決することは書いてきましたが、戦争は一度で終わるわけはなく、戦国時代には、一つの戦争が終了すると、他国が戦力の低下した国を攻めてくるのです。

このように、戦争を行うには先の先まで読む必要があります。

これをビジネスに当てはめて考えると、新規事業で市場に打って出る際は莫大な費用が掛かるということです。

社運を賭けた新規事業では、勝負に負けると体制を立て直すこともできないでしょうし、たとえ成功しても、会社の体力は消耗しているので、次の新規事業に打って出るには相当期間が必要となります。

この間、成功した新規事業で社員を養っていかなければなりません。

このようなことまで考えたうえで、新規事業に打って出る必要があるのです。

会社の将来を考えると、新規事業で発展させていくことは必須かもしれませんが、勝負の仕方はよくよく考えないと失敗に終わり、会社滅亡の危機を迎えてしまう可能性がるのです。

自分の懐事情、将来の見極め等、経営者は多くのことを頭に入れて考える必要があります。

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