孫子においては、戦争は短期決戦が良く長期戦は推奨しません。
なぜなら、長期戦になれば、兵士たちの士気を低下させ、自国の軍力を疲弊させることになるからです。
城攻めのような長期戦はその最たるものであります。
また、城攻めでなくてもただ戦略もなく、相手国を攻めることなく、ただ待たせておけば、兵の士気が落ちるだけでなく、兵力の低下を招いてしまいます。
昔から戦争において、短期決戦で成功した者はいても長期戦で成功したものはいないといいます。
なぜなら、長期戦で勝利を収めても、兵力の低下した国は戦国時代の他の国に攻められ滅ぼされることになるからです。
これをビジネスに置き換えて考えると、新規事業に参入するときは短期決戦が好ましいということになります。
万が一うまくいかないときは一度撤退して仕切りなおす方が得策と考えられます。
成功に固執して長期戦になった場合、自社の体力を大きく消耗し、立ち直れないところまで消耗する危険性があるからです。
戦争や新規事業参入において撤退といる決断は一番難しい決断ですが、大将、経営者はその決断ができる人でなければ成功しないということだと思います。
事前の分析をしっかり行い、短期決戦で勝負をするのが孫子の兵法だと思います。
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